この前の私が考えるスピリチュアルとは?で、霊視や予知、占いはスピリチュアルではない、と書きました。
何故、そう思うのか?といいますと。
私は学生時代に授業で、社会人になってからは個人で心理学を学んでいたことがありました。当時はまだ、フロイトやユングをもとにした考え方が多く、「西洋の心理学は日本人には当てはまらないなあ」と思い、学ぶのをやめました。
それでも、自己啓発系やニューエイジ系から派生した心理学の本を読んだりは、していました。
「自分を変えたい」という思いが強かったんですね。
案の条、読めば読むほど、考えれば考えるほど、悩みや問題が大きくなってしまい、袋小路に迷い込んでしまいました。
そこから、心の問題をどうこうするのをやめ、いわゆる「ヒーラー」と呼ばれる人たちのところに通ったり、アロマオイルを使ってみたり、考えずに「一瞬で」自分を変えられる方法を探り始めたわけです。
確かに、いっときは、ネガティブな感情とおさらばできたり、疲れが癒されたような気分にはなるのですが、また気づくといつものパターンに陥っている自分がいました。
それは、仕事のことだったり、人間関係だったり、いろいろです。
何度も何度も同じパターンを繰り返している自分がいる。。。
こういうふうにまた同じ問題で悩み始めそうになると、「開運」とか「引き寄せ」系のセミナーに行って気を紛らせたくなるでしょう。
(このようなセミナーを提供する人も、近頃は随分と増えたような気がします。)
あるいは、「自分のやりたいこと」に集中して、悩みや問題にフォーカスしない方法もあります。
私も、これをやってみました。この方法なら、心が折れそうになっても、自分のテンションを保つことはできました。しばらくの間は。でも、やっぱり、出てくるんですよねぇ。
「自分が無意識のうちに繰り返す心のパターン」が。
今まで私たちが頼ってきた「ヒーラー」たちは、この部分には触れようとしませんでした。「天使がこう言っている」とか「何か月後かに運気や心情が変わる」とか。
そんなんじゃ、もう駄目だろう。
開運するにせよ、自分の生きたいように生きるにせよ、自分が創りたい現実を創るにせよ、まず「自分が無意識のうちに繰り返す心のパターン」、これをどうにかするのは必須なんだ!と
悟ったわけです。これをどうにかしなきゃ、パワーストーンを身につけようが、どんな癒しの方法を受けようが、根本的には何も変わらない、と。
3日間の短いセッションで施術方法を習い、その場で資格取得証をもらえるセミナーが増えたぶん、心の問題まで切り込めるヒーラーのなんと少ないことか!
もらったほうもそれで、すぐに「ヒーラー」の仕事を始めてしまう。
だから「ヒーリング」「癒し」ビジネスがこんなにはやるわけで。
そんなふうに思い始めた頃、出会ったのが、イギリス在住のカウンセラーMomoyoさんの本です。
『イギリス発「本当のスピリチュアルへの階段」』
「自分が無意識のうちに繰り返す心のパターン」の原因を、Momoyoさんは「セルフイメージ」と「マインドセット」とし、この解き方を説明してくださっています。
また、以前私が書いた「「ヒーラー」や「カウンセラー」「占い師」が自分自身の思い込みというフィルターでクライアントを診てしまう」こと(占いの落とし穴①、占いの落とし穴②)についても、Momoyoさんは書かれています。
一般的に思われている「スピリチュアル」ではなく、「心」によった内容なので、
多くの人にはこれは「スピリチュアルではない」と思われてしまうかもしれませんが。
一般的に思われている「スピリチュアル」が実は「スピリチュアルではない」、と私はこの本読んで確信しました。
コメント
コメントを投稿