表紙から音楽が流れてくるなぁと思い、図書館で手にとった『JAZZ DAY』。
実はこの絵本、ある実話がもとになっています。
1958年に、米『エスクワイア』誌は、アメリカンジャズの特集を組もうと、
ART KANEに企画を依頼。
当時ニューヨークのグラフィックデザイナーだった彼は、
あることを思いつきます。
それは、ジャズ・ミュージシャンをハーレムの一角に呼び集め、
記念写真を撮影するというもの。
彼は、あらゆるジャズ・ミュージシャンたちに声をかけました。
プロのカメラマンとしての経験はまったくない自分の呼びかけに、
どれだけのミュージシャンが集まってくれるのか、想像もつきませんでしたが。
ところが!当日には、DUKE ELLINGTONやLESTER YOUNGなど57名もの
ミュージシャンが集まったのでした。
記念撮影は無事終わり、『エスクワイア』誌への掲載は実現しました。
もっと驚くことに、これを機に、ART KANEはプロのカメラマンへ転身したのです!
KANEの呼びかけから、当日ハーレムに現れた大物ミュージシャンの様子、
それを眺める子供たち、撮影時のにぎわい、
そして雑誌が発売されるまでを、
作者のROXANE ORGILLは生き生きとした詩で綴っています。
FRANCIS VALLEJOの絵とあわさると、より躍動感が伝わってきて、
まるでジャズ・セッションのよう。
まさに「歌う」絵本です。
ひらめきにもとづいて行動したからといって、いつも新しい展開になるかどうかなんて
わかりません。
それでも、「自分の中のひらめきやアイディアは信じて行動に移したほうががよい」
と、この絵本は教えてくれています。
CANDLEWICK PRESS版
ROXANE ORGILL
実はこの絵本、ある実話がもとになっています。
1958年に、米『エスクワイア』誌は、アメリカンジャズの特集を組もうと、
ART KANEに企画を依頼。
当時ニューヨークのグラフィックデザイナーだった彼は、
あることを思いつきます。
それは、ジャズ・ミュージシャンをハーレムの一角に呼び集め、
記念写真を撮影するというもの。
彼は、あらゆるジャズ・ミュージシャンたちに声をかけました。
プロのカメラマンとしての経験はまったくない自分の呼びかけに、
どれだけのミュージシャンが集まってくれるのか、想像もつきませんでしたが。
ところが!当日には、DUKE ELLINGTONやLESTER YOUNGなど57名もの
ミュージシャンが集まったのでした。
記念撮影は無事終わり、『エスクワイア』誌への掲載は実現しました。
もっと驚くことに、これを機に、ART KANEはプロのカメラマンへ転身したのです!
KANEの呼びかけから、当日ハーレムに現れた大物ミュージシャンの様子、
それを眺める子供たち、撮影時のにぎわい、
そして雑誌が発売されるまでを、
作者のROXANE ORGILLは生き生きとした詩で綴っています。
FRANCIS VALLEJOの絵とあわさると、より躍動感が伝わってきて、
まるでジャズ・セッションのよう。
まさに「歌う」絵本です。
ひらめきにもとづいて行動したからといって、いつも新しい展開になるかどうかなんて
わかりません。
それでも、「自分の中のひらめきやアイディアは信じて行動に移したほうががよい」
と、この絵本は教えてくれています。
CANDLEWICK PRESS版
ROXANE ORGILL
ILLUSTRATED BY FRANCIS VALLEJO
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